全体のトーンは黒でまとめながらも、道路に面した玄関側にはベージュと木調の外装板でアクセントをつけたシックな外観のF邸。もともと住宅建物のTV番組を見るのが好きだったと話す奥様。念願のマイホームには家族の要望と、石橋工務店からの提案を上手に取り入れたという。

　「石橋工務店さんの完成見学会に何度も足を運び、私が好きな木の色味や間接照明を多用した温かい雰囲気の家が多かったんです」と話す言葉通り、家の中は無垢の床と壁紙の白を基調とした、温かみのあるナチュラルな雰囲気だ。凹凸が素足に心地好く、木目の際立った浮造（うづくり）の床は見た目も美しい。奥様のお気に入りは、高さのある収納スペースに布団も楽々収納できる、日当たりの良い独立した和室。オレンジ色の間接照明が醸す和みの演出もお洒落。2階にはインナーバルコニーを作り、安心して洗濯物を干せるのもこだわりのひとつだ。

　以前の借家は寒さに悩まされていたが、四季を通じて快適な室温と湿度をもたらす断熱工法、「デコスドライ工法」を採用したことで心地好い暮らしを手に入れた。つくり手と力を合わせて完成した、希望通りのマイホーム。これから、家族の暮らしを明るく照らし続けることだろう。